『溺れるナイフ』

菅田将暉ファンの方は、映画館に足を運ぶことを強くお勧めしときます。
こんな菅田将暉さんはもう見られないと思うし。

2017年1月9日(月) 防府イオンシネマにて鑑賞。 


 青春の一瞬の瞬き、そして、一生消えない傷のお話。
でも、その傷があるから、ヒロインはこれからも生きて行けるだろう…。

2016年11月頭の公開だったのでちょっと遅れた感がありますが、やぁっとこちらでもかかりましたので行ってきました。2週間限定上映なので急いで^^;

エンディング曲が明るかったので、うやむやにされた感があるんだけど、結構ハードなラストでした。
でも歌詞は、物語の本質をついているとは思います。

原作は未読です。
2015年の「このマンガがすごい!オンナ編」をとった作品だそうです。
ジョージ朝倉さん、名前はアレですが女性です。
キラッキラでシミ一つない美しい少女漫画ではなく、流血や痛みを伴う胸に残る作品を書くという印象。
この作品も印象通りのお話でした。
昨年公開の『ピース オブ ケイク』も気になっているんですが、映画館にかからず、未見。

漫画原作ではありますが、単調なカット(やたら二人が同じ画面に入っていたり、胸から上のカットばかり)が並ぶ少女漫画原作モノとはかなり趣が違います。
うまいカメラワークではないのかもしれませんが、なんだか目が釘付けになってしまう独特の映像です。

すごい長回しで、主演の二人をえらい遠くから撮っているシーンがけっこうあるし、セリフもとちったまま使ったと思われるシーンがいくつか。

主人公たちがラブラブで見つめあうシーンや菅田将暉さんのアップの連続とか期待して行ったらものすごくがっかりするんじゃ^^;

その分、登場人物がどの人もえらく生々しい...時々目をそらしたくもなりました。
シーンによってはぞくぞくしたり...。

もちろん、要所要所で見せ場はちゃんと用意されとりますし、そこはそりゃまあ神々しいまでに美しい菅田将暉を観ることになります。
こんな美しい男だったかね?と思ったくらい。
物語の前半は光ってましたから!
ホントに!

そして、その神々しさに負けてない小松菜奈さんも大した存在感です。

『渇き。』の時は、何かの象徴のような扱いで演技がどうこうという感じはなかったですが、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』では、本当にごくごく普通の女の子を自然に演じていました。
そして、この作品ではそのどれとも違う泥臭い彼女を見ることができます。
芯が強い…という印象ではないけど、何かまっすぐなものを持ってる感じ。
これから楽しみな女優さんです。

この頃の菅田将暉さん人気で若い子がたくさん見に行くんだろうと思いますが、若者たちは何を感じるのかなあ?と。
でも若い子ほど届くのかもなあ。

一部で、ものすごく高評価だったので、気になって行きましたが、当たりというか…すごいもの見たなって感じでした。

映画『溺れるナイフ』 公式サイト 監督/山戸結希 原作/ジョージ朝倉|TOP

 

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溺れるナイフ

原題:溺れるナイフ
製作国/製作年:日本/2016年
時間:111分
映倫区分:G
製作:依田巽
脚本:井土紀州、山戸結希
原作:ジョージ朝倉溺れるナイフ』シリーズ 講談社コミックス別冊フレンド講談社
監督:山戸結希
出演:小松菜奈菅田将暉重岡大毅上白石萌音、志磨遼平/他

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